ふくしまの子たちから、びっくりプレゼントものがたり

ちーちゃんという女の子が、さといものところに、ちっちゃな絵をかいて、見せにきてくれました。「きつねはらっぱ」でつくったんだ~と。

そこには、黄色いミツバチの絵と、「はちみつかい」ってかかれてありました。

さといも、これもらっていいの?

うん、いいよ。


私はむねがじーんとしました。むちゅうで遊んでるときにも、はちみつかいのことを思いだしてくれてたのだな・・・。と。

そこでわたしは、思わず、ずうずうしいことを言ってしまいました。


こういうの、もしもいろんな子が作ってくれたら、はちみつかいの人たち、喜んじゃうだろうなぁ・・・。たからものになっちゃうな。


そこにいたのは、ちーちゃん・すーちゃん・まーちゃん(もっといたかも、ごめん。私のなまえはいってない!という子はおしえてね)。


やろうやろう!

どんなのがいいかな?なまえは、書いたほうがいいよね。あと、「はちみつかい」とかさ、ことばも書くことにしようよ。

じゃぁ、きつねはらっぱで、木のまるいの、もっともらってくる!

あと、はちみつかいのひとには、ひみつね!


そこにいた子たちで、あっという間に決まっていきました。

わたしはちょっと、たいへんなことを言ってしまったかしら・・・と悩みましたが、うん、なるようになるさ、と、まかせることにしました。

それから、バタバタと走りまわっていて、わたしはろくにそうだんにものれませんでした。ごめんね。


ときどき、

さといも~こんなに木、もらってきたよ、とか、かいてくれたひといたよ!とか、でもどうしよう、みんなはやってくれないかも・・・などと、なやみをこぼしに来てくれました。

それでも、すでにけっこうたくさんのかわいい作品が、あつまってきていました。


いよいよ申しわけないきもちになりながら、わたしは、

いいんだよ、今のままで、もうじゅうぶんできてるよぉ。

もうね、その気もちだけで、じゅうぶんうれしいんだよ!

ちゃんと、後からほかのみんなにつたえるから、むりしないで。

と言いました。

なきそうでした。


ところが、そんな風に私が言えば言うほど、がんばってしまう子どもたちなのでした笑

いろんな人に、声をかけたようです。

もっともっとたくさん、集まっていきました。

その後わたしはなみだをのんでおうちにかえり、つぎの日のお別れにもまにあわなかったのですが・・・、Oお父さんにぶじ引継ぎを済ませたので(感謝です!)、ひみつの作戦は、大成功だったようですね(^^)


はちみつかいのみんな、うれしくてないちゃったってね。

あとからそのはなしをきいたさといもは、よぉっし!と、ガッツポーズをしてしまいましたよ。


ほ~ら、こんなにあつまりました。はちみつかいのみんなで、たからものにしますからね。

ありがとうね。


☆おてがみ☆

わたし、こんなにうれしいことはないくらい、うれしかったよ。はじめからおわりまで、がんばったみんなのことをちかくでみられて、ほんとうにさといもってついてるなぁと、おもいます。

しあわせなきもちを、ありがとうね。

ではまたね☆